フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則 | 細谷 功 |本 | 通販 | Amazon
フローとストック 世界の先が読める「思考」と「知識」の法則 著者:細谷功
世界の先が読めるってどういうことだ?という思いを持って読んでみました。
簡単に言うと、固定概念、規則、ルールなど(本書でいうストックとしての抽象)と現実の状況(本書でいうフローとしての具体)との「歪み」が変化への原動力となるため、その歪みを捉えることで、変化すなわち世界の先が読めるということです。
ここまで書いたことは、それだけ?と思うかもしれないが、それを戦争から日常のことまで説明してしまうCAFSマトリックスに驚きました。
CAFSは、具体Concrete、抽象Abstract、フローFlow、ストックStockの頭文字で、CAFSマトリックスとは、具体⇔抽象、フロー⇔ストックの2軸を考えた、4象限を考えたマトリックスです。詳細の説明は、本書を読んでみてください。
教育にあてはめてみると、今の学校教育で教えている勉強は、過去の知識というストックを現代に引き継いでいるという点でとても大事なことであるが、そこに現代に(子どもが社会に出るときと考えると現代ではなく将来も)必要な知識、と比べて「歪み」が発生しているのも事実ではないか考えています。そこの歪みに対して変化として必要なものの一つが、新しく開校するスコップスクールの「答えのない世界で、答えをつくりだす感性と力」ではないかとも思います。
よりそい学び塾は、これからも、過去の知識を大事にしつつ、今、必要な教育は何かを考え、子ども達に提供できる場所であり続けたいと思います。