1+1=?
この答えは何でしょうか?これは、なぞなぞではありませんよ。
「1+1=2」となりますね。これは当たり前ですよね。”私たちの世界”では。では、「1+1=2」ではない世界が存在するのでしょうか?
「1+1=2」というルールではない”私たちの世界”以外があるのであれば、それはどんな世界なのでしょうか?わざわざ、当たり前を崩す必要のある世界とはどんな世界でしょうか?想像してみてください。
もし、あなたの想像した世界が、今の世の中に無い世界であれば、それは新たな世界の創造になるかもしれません。そう思ったら、ワクワクしてきませんか?数学で新たな世界を創造できるかもしれない。夢のある話ですよね。
少し寄り道して昔話をすると、ある数学者は「虚数」という新たな世界を創造しました。ある同じ数2つをかける(2乗する)と”-”(マイナス)になる数のことです。”私たちの世界”では、2乗してもマイナスになる数はありません。”私たち世界”ではない、世界を創造したのです。
さて、そろそろ答えにたどりつきたいと思います。タイムマシンで旅をした気分になってきましたね。
答えは、”コンピュータの世界”です。
”コンピュータの世界”では、「1+1=10(いちぜろ)」です。なぜでしょうか?それは、”コンピュータの世界”では、「1」と「0」の二つの数字しか存在しないためです。そのため、「1」の次の数は、桁が上がり、「10(いちぜろ)」となります。これを2進法といいます。なぜコンピュータの世界では、2進法を使ったのか?それは、また別のページで説明します。
算数をやり始めて最初に考える「1+1=2」ですが、実はこんな世界があることが隠されているのです。ただただ「こうだよ」と教えてもらうのではなく、後ろに隠されている世界を知ることで、”旅をしたような気分”と一緒に知識が記憶されることでしょう。よかった旅は、その時の景色をよく覚えているものですよね。
学びとは、そういうことだと考えております。